camelliatanのブログ

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根治手術

令和2年11月27日、根治手術のため5度目の入院となりました。

 

コロナのため面会は一切禁止。

付き添い人の交代もなしの状態です。

 

 

根治手術とは、その名の通り病気を根本から治す手術?らしく、この手術をもって房室中隔欠損症を治すようです。

 

 

今回は心エコー、心電図、レントゲンだけじゃなく、CTもとりました!

 

 

まぁCT画像みてもなんのこっちゃ分からんのですけども。

 

 

 

根治手術にあたり、先生からは

 

体重7kg以上

一歳頃目安

 

と言われていました。

 

あまり小さい頃にすると、負担が大きいからだそう。

 

当時の娘は体重増加がゆるやかで、ようやく7kgに達したところでした。

 

 

相変わらずミルクを飲まない。

離乳食はもぐもぐ食べてくれてたので、それがまだ安心でした。

 

 

 

根治手術では、心臓の真ん中の壁を作り、併せて心臓弁を作る予定でした。

 

 

心疾患の中には内視鏡手術で治るものもあるとネットで見ましたが、うちには該当せず…。

 

 

今回もがっつり開胸手術です!!

 

 

傷跡は前回と同じ所を切り開くから心配しないで!って言われたけども、うーん。

 

 

傷の始まりが結構鎖骨周辺なのでちょっと襟空いた服だと見えるんですよなぁ。

 

 

とりあえずマイクロポアという傷が目立ちにくくなるテープを売店で買いました。

 

 

 

これで最後の手術になると良いなぁ…と思いつつ、11月30日、手術が始まりました。

 

 

 

手術中、病院内で待機を命じられたので、人の少ない所でひたすら待ちました。

 

 

午前9時からの手術で、先生から呼ばれたのは午後4時過ぎだったと思います。

 

 

 

術後の面会はNGで、面接室で先生から手術についての説明を受けました。

 

 

 

一応壁と弁は作れたこと。

 

心臓が左右対称じゃないので、左心房・左心室側の部屋がやや狭くなったこと。

 

それによって左心房の僧帽弁が狭いこと。

 

真ん中の大きな穴の他にも小さな穴が沢山あって、無理に塞ぐと弁開閉の妨げになり、塞ぎきれなかったこと。

 

今後、血液の逆流が酷かったり、弁の動きが良くない場合には再手術があり得ること。

 

ただ、その手術も今すぐではなく、ある程度大きくなってからを想定していること等を聞き、一応手術は成功したと言われました。

 

 

 

中々すっきり完治です!!ではなかったですが、ひとまず心臓の部屋が四つになって安心。

 

 

 

と、ここで先生がぶっこみます。

 

 

 

「ところでB肝陽性だったんですけど…。」

 

 

 

んんん????

B型肝炎????

その昔注射器の使い回し等で流行したあの???

ふぁーーーーーーーー!!

 

 

先生は確かに輸血してるし、どこかで感染したのかも…と言って、看護師さんもうんうんと頷いており…。

 

 

ここにきて更にB肝??!!

な事態に。

 

後に、予防接種でB肝受けてたから抗原検査で陽性になっただけだよ〜と小児心臓内科の先生から言われ、ほっと一安心しました。

小児心臓外科の先生、驚かさないでくださいよ!!!

 

 

 

説明後、自宅に帰り、ハートセンターから娘が出るのを待つ日々。

 

ちなみに、病院は月毎決済だったのですが、11月分は

 

21,000円

 

でした!

 

この時は確か個室だったので、11,000円は個室代です。

食事代が大体4,140円で、入院費1,000円を足すと、残りの5,000円位が手術費…?

 

またまた〜。

 

本当に日本に生まれて良かった…。

 

本当は手術って190万円位するそうですね。

 

最初、高額医療費制度を使わなきゃかもと思ってましたが、こども医療受給者証を持ってるから大丈夫!と言われました。

 

 

 

なので、11月の入院費用は、

 

入院代 21,000円

食費 4,000円

TV・冷蔵庫代 1,000円

洗濯代 400円

駐車場代 400円

 

合計 26,800円位

 

ですかね。

 

 

 

クリスマスケーキの試作をしすぎて暫くケーキは要らない状態になりつつも、12月4日、一般病棟に移ることになりました!

 

 

遠くからでも聞こえる娘の泣き声。

ベッドで移動してきた娘は、ベッドの上に座りながら右手で白いタオルを握り目元をふきながら泣いていました。

 

 

不覚にもだるまみたいで可愛い…!!ってなりました笑

 

 

ハートセンターの人からは、泣きっぱなしだったけどご飯はもりもり食べてたよ!と言われました。

 

 

12月4日から6日までは、ナースステーション直近の大部屋で、7日から8日まで普通の大部屋、その後9日から26日まで個室利用になりました。

 

 

そう、肺動脈絞扼術の時と比べて入院期間がましましになったのです…!

 

 

これは心臓の動き等ではなく、炎症反応が中々下がらず、

 

ご飯の時良くむせる+肺のレントゲンがもやもやしてる=誤嚥性肺炎

 

を発症してるからでした。

 

 

リハビリ科で飲み込み状況を確認してもらいましたが、その時は意外と上手に飲み込んでいる…。

 

 

水で良くむせるので、しばらくはとろみのついた水を飲ませることに。

 

 

また、他の炎症箇所がないか、耳を診てもらったのですが…。

 

 

 

 

耳垢で鼓膜が見えない\(^○^)/オワタ

 

 

あの時は本当に恥ずかしかったです…。

 

耳掃除するの良くないって聞いたからほぼ耳の周りだけ綺麗にしてたら鼓膜が見えないほど耳垢が溜まってたなんて…!!

 

 

病院の耳鼻科で耳掃除してもらいつつ、鼓膜を診てもらいましたが、中耳炎等ではなく。

 

 

炎症の値との勝負が続きました。

 

 

ちなみに、あれからは定期的に耳鼻科で耳掃除してもらってます笑

 

めっちゃ抑え込むけども。ギャン泣きするけども。耳の健康のためだよ…。

 

 

 

心臓の血液の逆流はあるものの、多い程ではなく、新しい薬を増やして、経過を見ながら炎症の値が下がれば帰れると言われました。

 

19日頃から炎症の値が下がりつつも下がり切らない日々が続き…。

 

 

娘は元気につかまり立ちをする中、クリスマスを迎えました。病院で。

 

 

 

驚いたのは、病院にサンタさんが来てくれたことでした!!

 

 

プレゼントとお菓子を貰って嬉しそうな娘。

 

 

私ももう少し頑張ろうかな…と思ってた頃、26日に退院許可がおりました!!

 

 

やったー!!!

 

 

娘の夜泣きやぐずりがあるので個室を希望していましたが、1日5,500円はやっぱり高いですからね…。

 

 

2年連続年越しを病院で迎えなくて済む…!!!

 

 

めっちゃ嬉しかったです。

 

 

他の付き添いママさんとも仲良くなれて、長かったけど楽しかった入院生活でした。

 

 

12月の入院費用は

 

 

138,900円

 

 

でした。

 

個室代が

 

93,500円

 

だったのでほぼ個室代ですね。

 

娘の食事代は

 

35,000円位

 

だったと思います。

 

 

なので、

 

入院費 139,800円

食費 26,000円

ベッド代 7,700円

TV・冷蔵庫代 3,000円

洗濯代 2,200円

 

合計 178,700円位

 

 

が12月の入院にかかった費用ですかね。

 

もはや1ヶ月分のお給料レベル…。

 

 

でも大きな手術をして一月入院したにしては安い方、なんでしょうね。分かりませんけど。

 

 

その後、薬の量を増やしたり減らしたりしながら、血液の逆流は断然良くなり、令和3年11月15日に受けたカテーテル検査も良い結果に落ち着きました。

 

 

なので、令和4年、今年の4月から娘は幼稚園のベビースクール、私は5月から復帰を目指していたのですが…。

 

また4月7日にカテーテル検査を受けることになったのです。